「なぜ世界の半分が飢えるのか―食糧危機の構造」
はっきり言って
私は生まれる前の本である。
そして、さらに言えることは
明らかに名著である。
この本を読み終えて
スーパーに行ったら
世界が違って見えた。
(まじで)
飢餓で苦しむエリアに食料援助することは単純にいい事だと信じていた。
典型的な無知。
「食料は武器だ」と
正直に、かつ、堂々と発言するアメリカ高官の発言をみてもわかるように
一筋縄ではいかない世界の食料事情がある。
十分な食料があっても、
食料危機はつくられる?!
スパイシーなちりばめられた皮肉も
おいしくいただける。
(著者の最後のしめかたなんか最高)
同時に
この本を読んだからには
食べ物を買うとき、いろいろ考えてしまうだろう。
1食抜いてでも読むべし。
おすすめ度★★★★★
なぜ世界の半分が飢えるのか―食糧危機の構造 (朝日選書 (257))
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