スリー・カップス・オブ・ティー
とある本屋でプッシュされていたので
これまた気になり、読みました。
たんたんと500ページくらい本です。
タイトルや本のデザインだけでは何の本がいまいちわかりません。
社会起業ともとれます。
ある登山家が異文化で悪戦苦闘しながら学校をつくっていく実話なのですが、
彼の他の文化をリスペクトしながらの行動に驚嘆します。
素直に成功ストーリーとして読めればいいのですが
私が気になったのは、人の欲望。
人はなぜそうも学校をつくりたがるのか?ということです。
特に豊かな世界に住んでいて、貧しい国の子どもたちのために
というパターンです。
彼のように成し遂げた人、やりたいと思ったけどやらなかった人を
含めれば実にたくさんそういう願望を持っている人がいると思います。
実際私の周りにもそう語る人は多いです。
批判したいわけではありませんよ。
彼のやったことは本当にすごいです。
著者の写真見てもとてもいい顔してます。
ただ考えるに
貧しい子どもたちのために学校を与えるというのは
物質的に満たされた世界にいるが、精神的な渇きがある人の
自己承認欲をよく満たしてくれる形なのだろうなという仮説です。
そんなこと言い出したらかわいくないですが。。
女性にはスイートでロマンティックな部分があり、おすすめです。
おすすめ度★★★
スリー・カップス・オブ・ティー
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