2010年01月12日
「奇跡のリンゴ」
やたらと本屋で目につく。表紙の笑顔が憎めない。
くそぉ、と読んでみた。
なんてこった。。
ある人が無農薬でリンゴをつくりあげるまでの感動作と思いきや、
読後、まるでリンゴづくりを通じて生き方を教えてもらった気がする。
後半特に。
土を耕しましょう、種をまきましょう、肥料を与えましょう、
花を咲かせましょうと自己啓発本なんかはよくとくが、
正直なところ、どうしても実ばかりが気になってしまう。
見えない根っこを広く、強くしとくことが大切なんだ。
(そうだ、そうだー)
これまたよくきくことだけど、なかなかできない。
自然がすべて教えてくれるんだな。圧巻。
悟らないとこんな笑顔はできんよ。
このリンゴ、付加価値を付けて売りたいはずだが、
下げて売ろうってのもまたすごい。高見の境地じゃないか。
それにしてもリンゴがそんなに農薬漬けでつくられる事も知らんかった。
一面では食の問題もつきつけてもいる。
著者の書き方が私には少々鼻につくが、まあいい(許せる範囲)
やっぱりこれを読んだら
木村サンのリンゴを食べてみたいと思うのは当然。
会ってみたいし、畑も見てみたいな。
おすすめ度★★★★
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
Posted by hkxj at 03:03│Comments(0)
│農業