2010年04月13日

「野蛮人のテーブルマナー」



佐藤優ってすごく気になる。
彼の母親が久米島の方らしんだけど、
勢いに乗って対談含め大量に本出してますよね。
琉球新報にも連載あるし。

単に右翼系で終わらせるのでなくて
何言ってるのか確認しようと。

読みはじめると
ふむふむ、タダ者ではない様子。
鈴木ムネオとこのお方は
外務省が徹底的につぶそうとしても生き残ってるだけある。

情報は具体的であればあるほどオモシロいとはこのことで
生々しいから読み物として面白い。

ちなみに
インテリジェンスとは生情報に知的付加価値を与えた情報の事。

多分編者にビジネスパースン向けに
と指示されて書いたんだろうなという印象を受けます。

女性的な視点で読むなら
文庫紹介文で「いい女をものにする」のにも使えるってのに
売り方としてそうなるのだろうけど
オイ!ってまず思い、

インテリジェンスの世界でキーパーソンになるのは男で、
その秘書や愛人としての女性に近寄ることもあるとのこと。
まだまだ男社会なのだと痛感する。

「AV女優の賞味期限は?」
というトピックもあり。
短いだろうなと予測を裏切らず、1年であきられるそうだ。
外務省の癌批判にあてているのだが
どちらも笑えない。


学んで使えるのは
この分野は相手の心理を読んで動くところ。

口説く相手には値札がついている

相手の値札にあった店選び

金より甘美な認知欲をくすぐる

トップと会うには?


ビジネス書をある程度読んできた人なら答えはわかるだろうけど
心理学者やコンサルがいうより
毒を飲まされるようなケースをこなしてるので
より説得力がある。

詳しくは本著で。
もう数冊彼の本を読んでみます。


おすすめ度★★★★
野蛮人のテーブルマナー (講談社+α文庫)


同じカテゴリー(文庫)の記事

Posted by hkxj at 00:01│Comments(0)文庫
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。