2010年03月03日

「豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日」



妻夫木くんの映画で一時話題になったので知ってる方もいらっしゃるはず
私は映画は観ていないが、本もあるんだと手にした(まぁこれが元なんだけど)

イメージ先行だったので
実際の担任の先生が書いているのと、900日も飼っていた(150kg近い)のと、
豚肉自体は児童たちが食べていないことに驚きました。

文章は職業柄か記録的な要素が多く、
途中からまどろっこしく感じました。
良く言えば、
著者自身や生徒たちの心の葛藤が細かく伝わります。

こういう議論は正論と過剰反応があるのは避けられないと思います。
でも、人間が人間である限り
ついてまわる命題で
時代や地域などの背景などによって考え方は変わるのかもしれません。

やってることはおもしろく
命の授業と言っても単に豚を学校で飼うだけでなく、
食肉センターに行ったり、豚肉をつかった中華料理をつくったり、
ソーセージを作ったり、絵本をつくったり、
大変興味深いです。

10年以上前のドキュメンタリーですが
2010年代の今日はどううつるのでしょうか。


おすすめ度★★★
豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日


同じカテゴリー()の記事
「世界屠畜紀行」
「世界屠畜紀行」(2010-02-21 00:44)

「トン考」
「トン考」(2010-02-20 01:00)

「くさいはうまい」
「くさいはうまい」(2010-01-30 00:10)

「食の墜落を救え」
「食の墜落を救え」(2010-01-29 01:00)


Posted by hkxj at 22:37│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。